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【異変】世界遺産・南米「イグアスの滝」が“異常増水”で観光客に濁流迫る 大雨で通常の5倍超に 前年には通常の16倍に増水し遊歩道が水没

カメラが捉えたのは、観光客に人気の世界遺産で起きた異常事態でした。

記録的な増水に見舞われたのは、南米アルゼンチンとブラジルにまたがる「イグアスの滝」。
通常の5倍以上の水量が観測されたといいます。

安全管理者:
この増水はここ最近の大雨によるものだ。かなり増えている。通常の水量は毎秒1500立方メートルだが、今日は8000立方メートルを超えた。

世界最大級の滝としても知られる「イグアスの滝」。
「悪魔の喉笛」と呼ばれる落差80メートルほどの滝つぼなど、ダイナミックな光景が観光客に人気です。

しかし記録的な増水の影響で、水しぶきが高く立ち上り、滝の姿がほとんど見えない状態となっていました。

さらに「悪魔の喉笛」を間近で見られる遊歩道も、遊歩道の高さまで水位が上昇。
柵が増水で流されないようにするための作業に追われました。

この世界遺産「イグアスの滝」、実は2023年10月の大雨で観測開始以来2番目となる増水を記録し、通常の16倍にまで水量が増えました。
そして、遊歩道が水没するなど深刻な事態に見舞われました。

今回の記録的増水によって、「イグアスの滝」では一時、遊歩道への立ち入り禁止の措置などがとられていましたが、その後、再開しました。