Loading...
「ツール」は右上に移動しました。
680いいね 53140回再生

仮面ライダーベルトの「声」の人・初村健矢さん 故郷長崎で挑む新たなステージとは

仮面ライダーの変身ベルトの声、『がっちりマンデー』、映画『007』の吹き替えなど多彩な実績を持つナレーター・初村健矢さん。変幻自在の声色を生かし、東京から故郷・長崎へUターン。新たなステージに挑む“声の表現者”の思いに迫ります。(初村さんの声は『動画』で紹介)「1兆個の声を持つナレーター」が長崎へ帰郷初村健矢さん:
「ゴーーーーール!ただいまのゴールは背番号29!」去年10月、新しいスタジアムでJ2リーグの「スタジアムMC」に抜擢された長崎市出身のナレーター初村健矢さん。シーンにあわせて使い分ける声は七変化、いや、それ以上!ナレーター歴11年目、テレビ取材を受けるのはこれが初めてです。久富アナウンサー:
「どれだけあるんですか?実際。何色の声を…」
初村健矢さん:
「自分では数えたことないんですけど、どうでしょうね…。小さい子どもからお年寄りまで、時には怪物だったり、時には外国の方だったり、いろんな方を演じるので、1兆個って言っておきます(笑)」仮面ライダーから007まで去年3月まで10年間、東京のナレーター事務所に所属。これまでに担当した声は、日曜日の朝の番組「がっちりマンデー」、映画「007」の吹き替え、さらには「仮面ライダー」の変身ベルトの音声まで、多岐にわたります。ちなみに変身ベルトは仮面ライダーシノビの「ニンポウッ!!!」初村健矢さん:
「ずっと(ナレーターを)やりたいと思っていて。小さいときは海外映画を家族で見ていて、その影響で吹き替え作品が好きで。自分も下手くそながら真似たりして」「声優・ナレーターなりたい人は‟年間10万人いる”」県内の大学を卒業後、ふるさと長崎を離れて上京しナレーターの養成所に入りますが待ち受けていたのは険しい道のりでした。初村健矢さん:
「アルバイトをしながら、日々近所の公園とかカラオケとかで練習しながら過ごしてました。代々木公園とかで雪が降ってもやってましたね」
久富アナウンサー:
「なぜ公園で?」
初村健矢さん:
「その時はお金もなかったですし、声優とかナレーターなりたい人っていうのは‟年間10万人いる”と言われているんで、そこで本当にプロになれるか…不安はありました」大手事務所合格!そしてUターンの決意3年間養成所に通ったのち、大手事務所に見事合格。CMや番組のナレーションなど仕事に恵まれてきました。その順調な波の中、初村さんは去年、長崎へのUターンを決意しました。初村健矢さん:
「コロナ禍をきっかけに、仕事のやり方を自分なりに調べて、自宅で録音して仕事してる人を知りました。『地元の役に立ちたい』という思いがコロナ禍から芽生えて、自分に何ができるんだろうと思った時に『声の表現』で、地元で役に立とう!長崎で挑戦したいと思ったんです」クローゼット改造した「自宅ブース」故郷でナレーターの仕事を続けている初村さん。こちらはクローゼットを改造して作った初村さんの自宅のナレーションブースです。(「画像」から見ることができます)本当は「非公開」だという長崎のこの小さな部屋。ここから全国、そして世界中の作品に声を乗せます。故郷に戻っての新たな挑戦。家族も、初村さんの決断を応援してくれました。妻・麻貴さん:
「そもそも主人と一緒になる時点で、事務所に所属してようがしてまいがある程度の覚悟はしていたものもありますし、プラスの方向性での引っ越しだったのでその理由なら、私は何も反対することはないかなと思いました」地元の同級生たちも初村さんの声に力を感じています。小中高の同級生・下田康平さん:
「僕らも頑張らなきゃみたいな気持ちにはなりましたね」
小中高の同級生・江川大貴さん:
「声を使って皆さんに元気を届けるっていうことに関してはすごいもう尊敬しています」スタジアムMCへの抜擢!初村健矢さん:
「いつも座る場所はここです」長崎に帰ってきた2024年。同じ年に開業した「長崎スタジアムシティ」のピーススタジアムで、初村さんは「スタジアムMC」をつとめています。初村健矢さん:
「ここで自分が声を出すのかっていうワクワクの方が強かったですね。いつも狭いブースで1人なので、また違うワクワクがありました」これまでのナレーションブースとは違う空気、環境。初村さんにとって新たな挑戦です。初村健矢さん:
「スタジアムMCのお話が来て、最初は驚いたんですけど、長崎に来た理由が長崎のために力になりたいって思って長崎に来たので」「声の表現者」続く挑戦スタートを切ったばかりの長崎スタジアムシティとJ1という高みを目指し突き進むV・ファーレン長崎に、自分を重ねながらともに歩んでいく初村さん。初村健矢さん:
「長崎スタジアムシティやV・ファーレン長崎といったチームは常に進化し続けているので、自分自身も声の表現者として、成長していかないといけないなっていう責任も同時に感じています」初村さんのことしの目標はー初村健矢さん:
「まずは長崎の皆さんに受け入れていただく、顔と名前を覚えていただきたい目標がまずあります。表現者としては色んなお仕事一つ一つ心を込めてやっていきたいなと思っています。2万人のファンサポーターの皆さんや選手たちの後押しを自分の声でやることだと思っているので、それを最大限自分の力を出し切れるように頑張りたいと思います」声を力に!2025年、初村さんの声が長崎を盛り上げます。【取材後記】自分の行く先を決めたら一直線。お話ししていると物腰柔らかい方だけど、自分のなかに軸と情熱がある・スタジアムMCという仕事にワクワク感を抱きながらも「責任」を感じている初村さん。プロとしての心構え、姿勢、気迫のようなものを感じた。

詳細は NEWS DIG でも!↓
newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/1654193