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流産、がん治療も乗り越え続けた"まいにちまぜごはん" ステップマザーが育んだ1000の愛情レシピ

5年以上毎日SNSに「まぜごはん」レシピを投稿し続けている女性がいます。シングルファーザーだった男性との結婚をきっかけに始まったというまぜごはんづくりは、やがて1000レシピを超える「まいにちまぜごはん」へと進化していきました。「まぜごはん」への思いには、母娘の葛藤、病との闘い、そして「日常を楽しむ」想いが込められています。「野菜嫌い」娘との出会い久保千春さん。久保さんは33歳のとき、シングルファーザーの男性と結婚。同時に、当時中学1年だった娘の母親になりました。娘は大の「野菜嫌い」…。その対策として始めたのが「まぜごはん」作りでした。お米料理研究家 久保千春さん:
「おかず作っても食べなくて…。野菜とタンパク質と炭水化物をとらせたいと思った時に、『まぜごはん』だったら全部入っている」久保さんと娘の会話
(母)「嫌いなものをどんどん出しよったもんね、ピーマンとか」
(娘)「本当に!なんか自分が嫌いって言ったら次に出てくるみたいな。うわぁとな思いながら食べてた。けど、食べたら美味しいから、あれ?意外といけるやんみたいな」理想の母親像との戦い10年間、毎日の朝食はまぜごはんです。ただ、2人の関係はずっと順調だったわけではありません。娘:
「自分の中で『理想の親』の姿があって…。なかなかお母さんを受け入れられなかった。それが本当に長くて」久保さん:
「『パパと結婚したから理想のお母さんにならんばいけん』と思っていました…」悪化した母娘の関係娘が高校2年生の頃、母娘の関係は最悪に―。久保さんは子育てや家族関係に悩み、日々の料理も嫌になったといいます。それでもやらなければいけない料理を楽しくする方法はないか?そこで始めたのがSNSへの投稿でした。お米料理研究家 久保千春さん:
「嬉しかったのが、手に障がいがある方、不自由な方がライブ配信を見てレシピを真似して作ってくれた。誰でも簡単に自分でできる、それがよかったことなんかな」流産、がん、抗がん剤治療子育てに悩んでいた30代。久保さんは流産と、2度の異常妊娠、抗がん剤治療も経験しました。お米料理研究家 久保千春さん:
「治療中でも『この治療が終わったらこの演奏会行こう』とか、小さな楽しいを積み重ねて生きてきたんです。だから料理と自分が好きなもの、好きなSNSを掛け合わせたら、嫌なものが楽しくなるんじゃないのかなって」娘:
「きついなか、何も言わずにしてくれたのは、本当にすごいなって尊敬しますし、ご飯とかでは愛情を感じていたところかなと思います」
久保さん:
「…泣くって」
娘:
「だよね。だよなって思った」面倒くさいを楽しむヒント久保さんが新たに計画しているのは本の出版です。インフルエンサーの女性とタッグを組み、食やファッションなど様々な分野から「日常を楽しくするヒント」を提案したいと考えています。お米料理研究家 久保千春さん:
「買い物面倒くさい、まとめ買いも面倒くさい、作るの面倒くさい…。その面倒くさいを、『こうしたらめっちゃ簡単で超楽しいよ』、やりたくないこと、やらされていることも『自分がやりたいからやってる』と思えるきっかけになってほしい」苦難を乗り越えて見つけた"小さな幸せ"様々な壁を乗り越えてきたからこそわかるささやかな幸せ、そのかけがえのなさ。久保さんがいま一番発信したい思いは?お米料理研究家 久保千春さん:
「今までは自分のためだけにしてたことを、社会に還元する。変えられない日常の中でも‟考え方”さえ変えれば、選べる選択肢があって楽しい生活が作ることができる。それを発信することで色んな人が必要な時に参考にしてくれる。それで自分たちの生活も楽しくなればと思います」SNSでのレシピ発信を通して、毎日を自分なりに頑張る人とつながっている久保千春さん。久保さんのレシピはインスタグラムに掲載されています「まいにちまぜごはん」で検索してみてください。

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newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/1647753