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【大阪府公式】プラスチックごみを「資源」に マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル

大阪府では、カーボンニュートラルやプラスチックごみゼロに資する先進性のある技術の開発・普及を促すため情報発信しています。
 この動画ではマテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルについて紹介します。
 大阪府サイト「環境技術の普及」
 www.pref.osaka.lg.jp/o120020/eneseisaku/kankyogiju…

○動画の文字起こし
 みんな考えるで!
 環境・エネルギークイズ。海洋プラスチックごみ編。
 大阪湾に流れ込むプラスチックのごみ。1年間でどのぐらいの量があるかご存じですか。大阪府の広報担当副知事もずやんと一緒に考えてみましょう。
 選択肢1 牛乳パック約10本分
 選択肢2 お風呂約2杯分
 選択肢3 トラック約1台分
 選択肢4 小学校の25mプール約3杯分
 答えは25メートルプールの約3杯分。なんと、58.8トンものプラスチックごみが流れていると言われています。なかでも、ペットボトルや食品トレイ、お菓子の袋など、私たちの普段の生活から出るごみがほとんどです。海に流されたプラスチックごみは、どんなに年月が経っても、ほとんど分解されず溜まっていくため、このままでは海で泳ぐ魚よりごみが多くなってしまうかもしれません。大阪湾のプラスチックごみを減らすためには、私たちの普段の生活の中で、川・海へ流出するごみを減らすことが大切です。
 プラスチックごみを資源に。マテリアルリサイクル。ケミカルリサイクル。
 ごみを減らすために有効な取り組みと言えばリサイクルですが、その中にも様々な手法があります。例えば、使用済みプラスチック製品を衣服や食品用トレイ、洗剤の容器などの原料にしてもう一度使う。このように、ごみとなったものを原材料として新しい製品に再利用することを、「マテリアルリサイクル」といいます。
 さて、ここで問題です。プラスチックの容器を植物のプランターにリサイクルするなど、別製品へのリサイクルは可能ですが、ペットボトルからペットボトルなど、同じモノへのリサイクルはできるのでしょうか?大阪府の広報担当副知事もずやんと一緒に考えてみましょう。
 選択肢1 できる
 選択肢2 できない
 答えは、できる。マテリアルリサイクルをする中で、このようにまた同じ製品を作ることを「水平リサイクル」といいます。水平リサイクルは、資源を最大限に活用できる高度なリサイクルですが、これをすすめるためには異物の混入を極力防ぐ必要があります。
 大阪府内では、「水平リサイクル」を促すため、使用済みペットボトルから新しいペットボトルをつくる取り組み「ボトルtoボトル」を進めています。例えば、異物の混入を防ぐ新機能のリサイクルボックスを自動販売機の横に設置して、「水平リサイクル」をしやすい資源の効率的な回収に取り組んでいます。また、私たちが普段の生活の中でできる取り組みもあります。飲み終えたペットボトルを決められた方法できちんと分別することができれば、それが「水平リサイクル」の資源となるのです。
 プラスチックごみを資源にするリサイクル。もうひとつの方法は、「ケミカルリサイクル」です。「ケミカルリサイクル」とはプラスチックごみを化学的に分解し再利用することです。プラスチックごみを油やガスにしたり、分子レベルまで分解したりする「ケミカルリサイクル」は、より多くの用途へ再利用が可能です。私たちひとりひとりがきちんと「分別」してごみを出せば、プラスチックごみはより品質がいい原料や製品に生まれ変わってくれます。限りがある貴重な資源だからこそ、リサイクルして有効に使っていきましょう。
 必要なものをより少ない資源で、リサイクルしやすいようにつくる。
 使い捨てのものをむやみに使わない。
 きちんと分別して、使い終わったものはポイ捨てせずリサイクルする。
 従来のプラスチックと「生分解性プラスチック」を適材適所で使い分けて、私たちひとりひとりがごみを減らす行動を意識することで、プラスチック問題を解決することができます。
 先進技術と暮らしの変革によって、プラスチックごみが流出しない未来が待っています。